子どもの成長を祝う伝統行事

人生の節目の行事とお祝いのまとめ

赤ちゃんが生まれると、成長の節目ごとにお祝いする行事がたくさん待っています。パパママだけでなく、お祖父ちゃんお祖母ちゃんを招待したり、喜びを分かち合うお祝いの席は思い出に残るもの。お祝いの日を楽しく迎えられるようお子さまの伝統行事について順にご紹介します。

《 お子さまのお祝い伝統行事 》

◯ 人生の節目の行事はこちら


お七夜とは

お七夜(おしちや)は、赤ちゃんにとって初めてのお祝いごとで、誕生から7日目の夜に行われる、健やかな成長を祈るお祝いです。平安時代から続く民俗行事であり、医学が発達していなかった当時、節目として7日目を迎えることができたことを祝ったのが由来です。

現代のお七夜・祝い方

お七夜のお祝いは「名付け祝い」とも呼ばれ、赤ちゃんの名前をお披露目する命名式を行い、参加者とお祝い膳をいただく習わしがあります。現代では病院から退院する日が産後一週間前後の場合が多いのもあり、退院祝いを兼ねて行うこともあるようです。

命名書は奉書紙、もしくは半紙などを用いて毛筆か筆ペンで赤ちゃんの名前を書きます。名前を書いてくれる専門の店で一式頼めることもあるようです。命名書はお宮参りまでの一カ月間赤ちゃんの寝床の上などに飾ります。
また、記念に手形や足形を採る人も増えてきています。生まれたばかりの小さな手と足型は、思い出とともに生涯の宝物になりますね。

命名式の後は、祖父母や集まってくれた人と一緒に祝い膳をいただきます。伝統的な日本の行事なので、お赤飯や尾頭付きの鯛、はまぐりのお吸い物、昆布など、おめでたい祝膳の和食メニューが良いでしょう。
出産後のママの負担にならないよう、仕出しや食器を貸し出ししてくれるケータリング等もおすすめです。


ご一緒に注文されているメニュー
上江戸前寿司

お宮参り

お宮参りとは

赤ちゃんの代表的な記念行事として知られるお宮参り。「初宮参り」「初宮詣」「産土参り(うぶすなまいり)」と呼ばれることもあり、その土地の守り神である産土神に赤ちゃんの誕生を報告し、健やかな成長を祈る行事です。

お宮参りはいつ?
どこの神社に行けばいい?

男の子は生後31~32日、女の子は生後32~33日目頃とされていますが定まった決まりはなく、生後1ヶ月を過ぎた頃を目安に、赤ちゃんや参加される祖父母などの体調を見て日を選びましょう。大安・仏滅など六曜はさほど気にする必要はありません。
お宮参りは地域の神社に参拝するのが一般的ではありますが、最近では近隣ではなくても人気の神社に参拝するご家族も増えています。神社によっては予約が必要な場合もあるため、事前確認してから参拝しましょう。

family

赤ちゃんの宮参り着は?

お宮参りの赤ちゃんの衣装は、和装の祝い着であれば、男子は鷹や兜や龍などの勇ましい絵柄、女子は花や蝶や鞠などが描かれた友禅模様が主流ですが、昨今では時流に合わせて多様な色柄も選べるようです。洋装ならベビードレスでとケープで。写真スタジオのレンタル衣装付きの「お宮参り撮影プラン」なども便利で人気です。

family

お宮参りでの参拝マナーと
初穂料・玉串料

お宮参りでの参拝の仕方は一般の神社参拝と同じく「二礼、二拍手、一礼」で参拝しましょう。
祈祷やお祓いを受けて祝詞(のりと)を上げてもらう場合は、初穂料(はつほりょう)や玉串料(たまぐしりょう)を包みます。金額が設定されていない場合は5000円〜1万円が相場とされています。ご祈祷の所要時間は20分〜30分程度です。

お宮参り後のお食事会

お宮参り後に食事する場所は、ご自宅か外食かで分かれるところですが、特別な日の締めくくりに特別なお料理を皆で食べるのも思い出になりますし、また、育児真っ最中のママパパがリラックスできるような気取らないお席を選ぶのも良いかもしれません。


おすすめのメニュー
お祝い会席膳『錦扇』

お食い初め

お食い初めとは

「百日祝い(ももかいわい)」とも呼ばれ、生後100日頃から乳歯が生え始める新生児に対し「食べることに困らないように」という願いを込めて食事の真似をさせる儀式です。「お食い初め」や「真魚始め」とも呼ばれ、箸を初めて使うことから「箸揃え」「箸初め」と言われたり、「歯固め石」を噛む真似をする「歯固めの儀」を行う地域もあります。

お食い初め

お食い初めの祝い膳の準備

祝い膳は一汁三菜を基本に、食器はお膳台がついた漆塗りの和食器で、男の子の場合は内外とも朱塗り、女の子は外が黒塗りの内朱塗りの器に盛り付けます。両端が細くなった祝箸も用意します。

お食い初めの祝い膳の準備

お食い初め行事の流れ

長寿にあやかるため、集まった方の中で最年長の同性(祖父母など)が赤ちゃんの口元に食べ物を運ぶ「食べさせ役」になることが多いようです。「赤飯→お吸い物→赤飯→鯛と煮物〜」のように、間にご飯を挟みながら、それぞれ3回食べさせる真似をします。
その後、歯固めの石に祝い箸を当て、その箸先を赤ちゃんの歯茎に触れさせ「丈夫な歯が生えてきますように」と願いを込めながら祈る「歯固めの儀式」を行ないます。
歯固めの石は、仕出し料理のセットに含まれていることもありますし、お宮参りの時に神社でいただいたり、境内で拾った石をお借りしても良いとされています。儀式が済んだら元の場所へ返すようにしてください。


おすすめのメニュー
真鯛付祝い膳『お箸初め』


ご一緒に注文されているメニュー
夢がさね/赤飯

初節句

初節句のお祝い

赤ちゃんが生まれて最初に迎える初節句。ただし生まれて間もない場合など(生後1〜2ヶ月など)、初節句のお祝いを翌年に持ち越す場合もあるようです。
5月5日の男の子の「端午の節句」には兜や五月人形、3月3日の女の子の「桃の節句」には雛人形を飾ります。どちらも赤ちゃんの健康を願い無病息災を祈願するためのものとされています。

桃の節句(3月3日)

ひな飾りは立春(2月4日頃)から当日1週間前ぐらいに飾る人が多いようです。慌てて前日に飾るのは「一夜飾り」といって縁起が悪いとされています。
ひな祭りの縁起物の食べものは色々ありますが、代表的なちらし寿司は、具の海老(長寿)・レンコン(見通しの良い人生)・豆(健康でまめに働ける)など、様々な意味が込められており、見た目も華やかな早春らしいメニューです。その他にも、一夫一妻の良縁を願うはまぐりを使ったお吸い物や、おやつには3色に意味の込められたひし餅(桃…魔除け、白…清浄、緑…健康)や、ひなあられ、桜餅などを用意するのも良いでしょう。

桃の節句(3月3日)

端午の節句(5月5日)

端午の節句では「身を守る」鎧兜、「急流を登る強い生命力の象徴」である鯉のぼり等を飾ります。また、菖蒲湯につかりその香りで邪気を払い体を清める風習もあります。平安時代の宮中から鎌倉の武家社会へと広がり、武士は菖蒲を「尚武=武芸を尊ぶ」とかけて、男の子が強くたくましく成長することを願ったのです。
端午の節句に食べると縁起が良いとされている「柏餅」は、柏の葉が新芽が出るまで古い葉が落ちないことから「子孫繁栄」を表すことに由来しています。

端午の節句(5月5日)

おすすめのメニュー
端午の節句祝膳


おすすめのメニュー
お祝い雛御膳

初誕生

初めての誕生日 〜1歳のお祝い

初誕生(はつたんじょう)は満1歳を迎えた子どもの誕生日を祝う行事です。1歳頃は立ち歩きができるようになる時期であり、初歩きにちなんだ儀礼が行われます。
赤ちゃんの背中に風呂敷で一升餅を背負わせて歩かせる「背負い餅」や、一升餅を踏ませる「餅踏み」などがあり、「一升」と「一生」をかけて「一生健康で過ごせる」「一生地に足を付け歩んでいくように」などの願いが込められていると言われています。
子どもの前に様々な物を置き、子どもがどれを選ぶかでその子の将来を占う「選び取り」というものもあります。

初めての誕生日 〜1歳のお祝い

初めてのバースデープレゼントは

伝統的な行事を行わなくても、お祝い料理とプレゼントを用意し自宅でお祝いするご家庭も増えているそうです。1歳頃になるとお出かけする機会も増えてくるので、ネーム入りのベビーリュックや、赤ちゃんが生まれて初めて履くファーストシューズなども人気です。歩き始める時期でもある1歳の誕生日に、初めての特別な一足を贈るなんて素敵ですね。

初めての誕生日 〜1歳のお祝い

おすすめのメニュー
星がさね/赤飯


おすすめのメニュー
松花堂*季節の花だより

七五三

七五三とは

子どもの成長を祝い、神社や寺で行われる奉告祭です。
徳川徳松の健康を祈るために始められたとされ、江戸期に関東で行われ、次第に全国に広まりました。旧暦の11月15日は収穫を感謝する日であり、子供の成長を神に感謝し加護を祈る日とされました。明治以降は新暦の11月15日に、現在は11月中の土・日・祝日に行われています。

どうして三歳・五歳・七歳なの?

平安時代には、三歳の子供が男女ともそれまで丸坊主に剃っていた髪を伸ばし始める「髪置(かみおき)の儀」、五歳から七歳になって初めて袴を身につける「着袴(ちゃっこ)の儀」がありました。また鎌倉時代には、子供が着物を着る際に結んでいた紐を取り、大人と同じように幅広の帯を締めるという儀式が始まり、室町時代にはそれが「帯解(おびとき)の儀」と呼ばれるようになりました。

どうして女の子と男の子で祝う年齢が違うの?

江戸時代になると、「髪置の儀」が三歳の子供のお祝いとして制定されました。
室町時代に男女とも九歳で行われていた「帯解の儀」は、江戸時代の終わりには男の子は五歳、女の子は七歳で行うように変わりました。やがて明治時代には、これらの三つの儀式をまとめて「七五三」と呼ぶようになりました。

七五三にかかせない千歳飴

江戸時代に浅草の飴売り「七兵衛」が売り出して流行した「千年飴」から始まったとされています。甘い物が貴重品だった江戸時代には、大人にも子供にも飴は何より嬉しい贈り物でした。
また千年は「長い」の意から「長生き」につながり、その形状は細く長く、縁起の良い紅白に色付けされています。そして長生きの象徴でもある鶴や亀、健康や力強さを表す松竹梅、おめでたい寿などの図案を配した千歳飴袋に入れられています。そこには子供が無事に育って長生きをして欲しいという親の願いが込められているのです。

七五三の祝い方は?

前述のように、三歳では男女ともに、五歳では男の子のみ、七歳では女の子のみが11月に神社にお参りに行きます。お参りする神社はご自宅近くの氏神様でも、ご自宅から離れたところにある大きな神社でも構いません。日にちも11月15日に限らず、10月末~11月中の祝日や日曜日など、都合の良い日で問題ありません。子供は着物やよそ行きの洋服などの晴れ着を着てお参りし、場合によっては神社に予約してご祈祷をしていただくこともあるようです。お参りが終わったらご親戚やご近所の方に挨拶回りをします。
そのあとはご自宅でゆったりと、「きらら亭」の美味しいお届け料理でお祝いしましょう。


おすすめのメニュー
お祝い七五三(なごみ)膳


おすすめのメニュー
お子様七五三(なごみ)膳


ご注文はお電話で承ります 0120-11-8161

メンバーズ登録

お客様の声

おふくろや

あきる野ルピア当社は、あきる野ルピア様 指定ケータリング会社です。ルピアホールご利用のパーティーなどぜひご用命ください。

地域サークルご紹介

ページ上部へ戻る